【雑記】パチンコ屋で出会った元ヤ〇ザのホームレスの話

どうもペカマス(@MyknjtypeR)です。

 

今回も雑記を書きます。

前回の40歳ジグマ専業が出禁になった話は意外と反応が良かったので、

そんな感じで今回も書いていきます。

 

 

今回は自分のパチンコ屋での体験談です。

暇つぶし程度にご覧下さい。

 

パチ屋で??と出会った

もう10年くらい前の話になります。

当時はまだ夢と希望と性欲に満ちた感じの普通の学生でした。

 

そのころから日常的にパチンコ屋に通っていたのですが、

ある日パチンコ屋の休憩コーナーで飲み物を買っていた時にそいつに話しかけられました。

 

「兄ちゃん。タバコ一本くれや!」

 

そいつの特徴は

・推定年齢50歳

・身長170弱で細身

・坊主で色黒

・歯が欠けてる

・寅一の作業着を着ている

 

 

(なんだこいつ)と思いながらも、僕は

 

 

「あー、ええよ」

 

そいつにタバコを1本渡します。

 

「ありがとな!!」

ニコニコしてそういいながら

すぐさまそのタバコに火をつけ、

休憩コーナーの椅子でふんぞり返っていました。

 

このすぐ後に知ったのですが、

そいつはこの辺界隈のパチンコ屋ではそこそこ有名人だったらしいのです。

 

とにかくいろんな人に声をかけるらしく

その内容も大抵は物乞いだったそうな。

 

彼は基本的にいつもパチンコ屋にいます。

よくいた場所は温泉施設と併設してあるパチンコ屋さんの休憩コーナーで

そいつはいつもテレビをみて1日過ごしていました。

 

その後も何回か見かけるわけなんですが

やっぱりいつも休憩コーナーでテレビをみてるんですよね。

 

そして、パチンコ屋が閉店の時間になると

どこかへ去っていくのでした。

 

 

なんだこいつ!?と思って

そのことをパチンコをやる友達に話したところ・・・

 

「あー、あいつやろ?

俺も何回か話しかけられたわ!」

「そのうち金貸してって言ってくるから気をつけたほうがええよw」

 

とのことでした。

 

 

とにかく人を選ばす物乞いしていたようで、

自分の地域でパチンコをしていた友達はほとんど彼のことを認識していたみたいです。

もしかしたらどこかのスラム街出身者なのかもしれません。

ある意味たくましいと思います。

 

さておき、

 

地方のパチンコ屋ってアメニティの充実っぷりがすごいんですよね。

なんかもう、

下手したら住めるレベルですねww

 

たぶん居心地が良かったから

そいつはいつもパチンコ屋にいたのだと思います。

 

 

そしてまた、あいつに会いました。

 

またまた話しかけてきます。

「おー、にいちゃん!

タバコきれちまったから、1本くれんか?」

 

またかよw

とは思ってましたが、

少し話してみようと思って1本渡します。

 

 

 

 

「おっちゃん、いっつもここおるよな?

なにやっとると?」

 

 

 

 

「さっきまで1円打っとったんや。

突確に入ったんやけどな?金がなくなって捨ててきた。

あ、そや、後で返すから1000円貸してくれんか?」

 

なるほど・・・

たぶん友達も同じことを言われたんだと思います。

 

2秒くらい迷いましたが、前もってこの話を聞いていたからかわかりませんが

面白半分でお金を渡してみることにします。

 

そして、

それがきっかけとなり僕はそいつとよく話すようになったのです。

 

彼の日常、彼の人生とは?

彼の毎日はだいたいこう。

朝はほぼ開店の時間からパチンコに行きます。そして休憩コーナーへ直行!

 

テレビを見たり、物乞いしたりするなどして

ほぼ閉店する時間までそこで過ごしています。

 

閉店後はパチンコ屋に止めてある自転車に乗ってどこかへ行く。この繰り返しです。

 

何個か行き場所は特定したのですが、

過疎った商店街のベンチが彼の一番のお気に入りの場所だったのだと思います。

 

ちゃんとご飯を食べているか不安に思ったことがあるのですが、

仕事をしているわけでもないのに何故か着ている

まっさらの寅一の作業服のポケットや服の中から

スーパーとかで売っている惣菜をおもむろに取り出しているところは何度か目撃していました。

彼なりの技術介入?でタダで手に入れているとのですが、詳しくは触れないでおきます。

 

また、休憩コーナーには無料配布で飴玉があったりしたので

それで最悪それでしのぐことができたのかもしれません。

 

そして、たばこを1000円を貸したことをきっかけに何度か話をしてみた結果、

新たに分かったことがあります。

列挙しましょう。

 

 

・西諸弁でしゃべる(ときどき何言ってるかよくわからん)

・身寄りがない

・お金がない

・家がない

・自称元893で若頭補佐だった

・最近まで懲役を食らっていた

・虚言壁がある

・手癖が悪い

 

余談ですが西諸弁という方言は、知らない人が聞くとフランス語に聞こえるらしいです。

 

まぁ見ての通り少し特殊な経歴を持っているように見えます。

ちなみに地元のクソ田舎ではこういった人材は珍しくありません。

 

そしてとりあえず呼び名を決めようと思い、

自分は彼を若頭と呼ぶことにしました。

 

話してみるとしゃべりに癖の強い方言が混ざっているものの

割と会話はできるということがわかりました。

ことあるごとに突確をひいた詐欺で金をせびるのは不快でしたけど、

まぁそれ込みでもいろいろ話がぶっ飛んでいて面白かったので

よくたばこをあげて話していました。

 

そしてここから

そんな彼が自分の代打ちをするようになるまでそう時間はかかりませんでした。

 

ホームレスを代打ちで雇ってみた

はじめに代うちを頼んだきっかけとしては、

当時、自分が打っている隣で、天井間際で台が空いたんですよね。

エヴァの魂の軌跡、レグ後の760とかそれくらいだったと思います。

やめて移動することも少し頭をよぎったんですけど、

自分はその時、同じく魂の軌跡の6を打っていて移動したなら出戻りできないリスクが結構あります。

 

・・・・!!!!!

閃きました。

 

(あ!!あいつが休憩コーナーにいるじゃねえか!!)

 

ということで相変わらずテレビをボケっと眺めていた若頭を呼びに行き

隣の台を天井狙いで打ってもらうことになりました。

これが若頭を初めて代打ちで雇ったエピソードです。

 

隣で見ていて思ったことは、メダルの扱いや打っている所作は手慣れた感じでした。

なのである程度の知識さえ教えて上げられればと思ったのですが・・・

 

どうやらこの実践が終わって代打ちの給料として渡した1000円は

1円パチンコでその日のうちに無くなっていたようです。

何度か見かけたことがあるのですが、

すごく楽しそうに打っていたので、まぁそれはそれでよかったのかなと思います。

 

そんな感じで何度か代打ちをお願いしたことがありました。

 

目押しがおぼつかなかったりで枚数を損したり、

メダルを盗む癖があったり、

指示を無視して打ったりなど

目が離せない場面が多かったのですが

それでも破格のコスパでお手伝いしてくれていたので,

個人的には非常に助かりました。

 

そんな中で印象に残っているエピソードが2つあります。

 

基本的にゲーム数狙いで打てそうな台があって

手が足りない時に自分が休憩コーナーに呼びに行くという感じだったのですが、

 

ある時若頭から声をかけてきたことがあり

「この台打てるやろ?」

と言ってきたのです。確かに打てる。

 

その当時、何度も打っていたエヴァ魂の軌跡です。

一応こういう条件だったら打てる、そしてここで辞める

というような簡単なレクチャーはしていたのですが、彼がそれを理解しているとは思っていませんでした。

 

若頭は最終学歴がどこかの刑務所で、数字の読み書きが辛うじてできるスペックの持ち主だといえば

この出来事の重大さがわかるかと思います。

ゲーム数狙いってそこそこ再現性が高いから

本当にある程度であればだれでもできるなぁってことは実感できました。

その後にゲーム数狙いでおいしい機種が続々と出てくるわけですが

その時にこの当時の経験が活きました。

 

簡単に狙える台、店舗などは真似がしやすく一瞬で飽和してしまいます。

真似しにくい参入障壁のあるような戦いをして、効率よく収支を出すことを意識するようになりました。

ホームレスと同じ時給で戦うのはさすがに心が折れますし笑

 

もう一つ。

これは彼との出会いの中で一番印象的だった出来事です。

 

ある日いつものように代打ちでもらった1000円で若頭は1円パチンココーナーへ。

そして何やら珍しく快勝していたみたいなんですよね!

実際に打っているところを目撃していなかったのですが、

換金しているところはたまたま目撃しました。

 

そしてわざわざ自分が別のスロッターと話しているところへやってきて

「慶次が10連チャンしたんや!!」

と嬉しそうに言ってきました!

 

そして・・・

「ほら、兄ちゃん。これ!」

と言って1000円を差し出してきたのです。

 

意味が分からなかったので、

ナニコレ?

と尋ねたところ

 

「こないだ1000円借りてたやろ?返しとこ思って!」

と言ってきたのです。

 

この時はお金を貸したことすら正直忘れてしまっていたのですが、

出会った初めのほうに聞いた突確引いたから1000円貸してくれで

唯一1000円を渡していたことを思い出しました。

 

返ってくると思っていなかったのでびっくりしたのですが、

その気持ちがうれしくてありがたく受け取りました。

 

僕は心の中では彼を見下していた部分があります。

家はないし、仕事はないし、お金もないし、嘘ばっかりつくし・・・・

 

それでも僕は彼のことを何とかしてあげられないだろうかと。

この時そう思いました。

 

そして、それからしばらくして

ある日突然若頭は姿を消しました。

 

元気にしてますか?

若頭は携帯等を持っていないので連絡手段がありません

そのうちフラフラっと出てくるだろうと思っていましたが、

結局その後、彼の姿を見ることはありませんでした。

 

万引きの常習犯で捕まったのか、

はたまたどこかで行き倒れてしまったのか・・・

 

いろいろ想像して心当たりを回ってみたりしたものの結局見つからず。

生きているか死んでいるかもよくわかりません。

 

今でもたまに思うんですよね。

あいつは元気にしてるかなって。

 

この記事を書いた目的のひとつとしては、

今一度彼と会えたらなぁって思ってたりします笑

 

見た目でこれといった特徴を伝えるのは難しいんですけど、

言動にはかなりの特徴があるので、

たぶんこの記事を読んだあなたが彼と話す機会があったとしたなら、おそらくわかるんじゃないかなと思います。

 

これを読んだあなたがもし、

彼とどこかで出会い、話しかけられることがあったなら

タバコを1本分けてあげてください。

 

そして、自分に一報くれると非常にうれしいです。

 

 

僕は10年たった今でも、彼の幸せをちょっとだけ祈ってます。

 

終わり。